CPSM合格体験記2

 2010年春季セミナー受講から勉強をスタートし、11月22日に無事最後の試験をパスすることができました。当初、自分で予想していたよりもずっと早く試験を合格できたのは、思い切ってセミナーへ参加したお陰であると思います。同セミナーにてご指導いただいた先生方、ならびに、大きな励みを頂いた同期メンバーの皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。

 下記、私がCPSM試験勉強の課程において気付いたこと、反省点を含めてもとめてみましたので、今後、受験を検討されている方の参考になれば幸いです。

≪ セミナーの活用 ≫
・ テキストの内容を一通り習得するのに、セミナー参加は良い方法でした。1回の講義内容はボリュームも多くハイペースでしたが、短期集中で勉強するには良いペースメーカーであったと思います。
・ 私の場合、講義が終わって次回講義までに習った箇所のテキストを読解し、不明な語句や馴染みの薄い語句は用語集やインターネットで調べるといった勉強を中心に復習していました。しんどかったですが、これが礎になったと思っています。

≪ 試験対策 ≫
・ 試験対策は問題集が中心でした。当初はテキストを再度、細かく勉強しようと考えていたのですが、時間的、気力的に挫折してしまったので、問題集を解く⇒解説を読む⇒テキスト、用語集に戻る といったサイクルを繰り返して勉強しました。そして、何故、そのような解答になるのかを理解するようにし、問題集に書き込みをしてゆきました。
・ 実際の試験は、テキストそのままの問題よりも、応用問題が多いと感じましたのでテキストをそのまま覚えても太刀打ちできなかったと思います。
・ とはいえ、用語や語句を問う問題も出題されました。得点稼ぎ、時間稼ぎできる箇所なので、そこを確実かつ迅速に解答できるようにすることも大切だと思います。
・ 問題集と同じ問題はほとんど出ませんが、問題集で問われた分野はやはりとわれているなと感じました。問題集で問われた分野や選択肢に出てくる語句等は押さえるべきだと思います。

≪ 試験自体 ≫
・ 試験時間はおよそ3時間と長丁場です。最初、本番は緊張感と精神力で乗り切れると思っていましたが、想像以上に過酷で、途中で何度も集中力を欠きました。私の場合、時間のロスを覚悟で意図的に2-3分途中休憩を入れることで、乗り切りました。
・ 1問1分のペースであること、途中で休憩を取ったことがあり、時間はほとんど余りませんでした。余った時間は、解答漏れがないかをチェックするくらいでした。なので、時間的制約からも私の場合は日本語で受験して正解でした。また、一門に拘りすぎること、解答を後回しにすることは避けたほうが良いと思います。
・ 試験会場で電卓が借りられますので、借りた方がいいと思います。計算問題や時間按分をするのに重宝しました。

≪ 反省点 ≫
・ 7月にセミナーを終え、最初の試験を9月末に受けたのですが、その間、1ヶ月ほど仕事等で全くCPSMの勉強から離れた時期がありました。1ヶ月のブランク後、テキストを再度開いてみた時は既に忘れてしまっている項目も多く、モチベーションも落ちていたので、記憶とやる気を取り戻すのに時間がかかりました。なので、できれば、セミナーを終えて時間を置かずに受験される方が記憶もフレッシュでモチベーションも高いままで勉強ができるので短期合格が狙えるのではないかと思います。
・ 当初、どうせ受験勉強するのであれば、じっくり腰を据えて知識をインプットし、ハイスコアでパスしようと思っていましたが、受験勉強以外にも日々こなさなくてはならないことが溜まってゆくとそれどころではなくなってきました。このままでは、挫折すると思い、とにかく早く試験をパスする⇒その後足りない知識を継続的に勉強すると考えを改めました。
・ 前述のように、応用問題が多いことを考えると、テキスト内容のインプットを中心とした勉強を長時間したところであまり効果も無かったのではないかと思います。改めてスコアを見返してみても、決してハイスコアでパスしたわけではなく、3科目ともボーダーライン寄りのスコアでしたので、おそらく、確実に取れるところでスコアを稼いだのがよかったのかなと思います。

 3月の模擬セミナーを受講した際は、あまりの自分の知識の無さに自信喪失し、資格取得どころかセミナーの参加自体無謀ではないかと諦めていましたが、思い切って挑戦してみてよかったと思っています。試験合格が一つの自身にはなりましたが、一方で、試験を通し自分の力量の無さを自覚したのも事実です。また、CPSMは継続的な学習が要求される資格ですので、今後とも自分をレベルアップさせ、サプライチェーンの分野で活躍できるよう勉強を続けてゆこうと思っています。

以上