2010年春季セミナーに参加しサプライマネージメントの学習を開始しました。セミナー受講後、家庭の事情によりしばらく試験勉強ができない状況が続きましたが、2012年夏に学習を再開し、2013年の夏に最終試験に合格、その秋に資格認定されました。セミナー受講開始から資格取得まで3年強の年月がかかってしまい、2010年春季の同期では最も遅い資格取得になったと思いますが、諦めずにチャレンジしたことが資格取得に繋がったと思います。試験合格を目指して頑張っていらっしゃる方、またセミナーを受講後、受験へのタイミングを外されていらっしゃる方にも是非諦めずに頑張って頂きたいと思います。
<動機>
アメリカ拠点のグローバル企業の購買職(ディマンドプランニング)を7年担当しており、購買職のプロフェッショナルとしてSCMにおける仕事の範囲を広げたいという考えと、その一方で転職に備え、自分の市場価値を高めておきたいという願望がありました。また、企業として社員の自己啓発活動を推奨する制度や、社内においても多くの社員が資格取得に向けた活動をしているという影響も受けていたと思います。
<セミナー参加>
セミナー申し込みの前に公開プレセミナーに参加しました。そしてそこで、私以外にも多数の参加者がそれぞれの目標を持って集まっているということを知り、セミナー受講と資格取得を決意しました。プレセミナーでおこなわれた授業内容は、長年決められた職務を繰り返しおこなっている私にとっては、非常に新鮮なものであり、また興味ある内容でした。
実際のセミナーはSCMの全ての範囲をカバーするものでしたので、これまでの実務経験が活かせる分野は非常に少なく、今までSCMの中でごく僅かな分野しかかかわっていなかったことを改めて実感させられました。特にExam1のクラスはSCM全ての範囲の基礎部分ですので、それぞれの分野の専門用語や仕組みを理解する必要があります。これまでの実務で関わっていないことが殆どでしたので、非常に苦労しました。しかしながら、Exam1の内容を学習することで、SCMに対する知識や理解が飛躍的に増えたのも事実で、学習していることを実感できました。その後Exam2にて発展及び実践を学び、Exam3にてマネジメントとリーダーシップを学びました。
<試験対策>
それぞれの試験に3ヶ月の試験勉強期間を設け、セミナーで使用したテキストを2回ずつ繰り返し、テスト前の1-2週間は希望者のみ購入できる模擬試験問題集を間違えた箇所を繰り返し学習しました。個人的にはExam1と3はテキストと模擬試験問題集を繰り返し、身に着けることで合格ラインに届くと思います。しかしながらExam2はハードルが高いと感じました。実際上記の学習方法で完璧にしたつもりで臨んだ1度目は不合格、更にテキストと問題集を繰り返し受けた2回目なボーダーギリギリでした。Exam2の印象はテキストと問題集に含まれない問題もあるように感じました。
<まとめ>
社会人として資格試験へのチャレンジは時間との闘いだと痛感しました。如何に時間を作り、少ない時間で効率的に勉強できるかがポイントだと思います。殆どの方がほぼ同じ条件であると思いますが、私の場合、家族が多く週末はイベント中心で殆ど時間が取れませんでしたので、平日の通勤電車内での勉強が中心となりました。立って移動できる時用に単語カードを作成し、それを時間のある時に繰り返しチェックしました。その単語カードも通勤電車内で座れた時と会社の昼休み等に工夫して作成しました。
今回の学習を通じて、継続的に学習することの大切さを改めて実感しました。実際に会社内での仕事では習得できない分野をバーチャルではありますが、体験できましたし、その経験を実務に還元することも僅かですがありました。今後は資格維持の為、学習を続けていくことになりますが、その継続学習活動と他業界の購買職の方々との交流を通じて、より一層仕事の幅を拡げ、また自身の市場価値を高めていきたいと思います。
以上