CPSM合格体験記8

2011年秋季セミナーに参加し、2012年3月に最後の試験に合格することができました。CPSM資格取得を検討されている方々へご参考としていただきたく、合格までの経験を記させていただきます。

1.資格取得の動機
 私は米国系企業に4年ほど勤務しておりますが、米国本社ではCPSM資格が社内評価の1つのステイタスになっています。ちょうど部内の先輩社員が取得されたという話を聞き「私でも取得可能な資格だろうか?」と興味を持ったのがきっかけでした。
 まずはCPSMの概要を理解するために無料で不定期に開催される説明会に参加しました。そこでは、同じCPSM資格を目指す仲間と勉強できるセミナーが年2回開催されていること、また、日本語でも受験可能なことを知りました。また、SCM全体を体系的に学習できることをうかがい、SCMのプランニングに特化した業務をしている私にとっては、SCMのその他の領域についてより理解を深められると思いCPSM資格取得を目指すことにしました。

2.セミナーについて
 CPSM試験の出題範囲はSCMの網羅的な学習が必要なため、一人での学習は困難であると思います。そのため、セミナー参加は知識不足の領域を補うことができ、とても有意義なものでした。
 講師は既にCPSMを取得されている方々なので、出題傾向や効果的な学習方法を丁寧に教えて下さりました。合格までの道のりを一緒に歩んでいく、SCM領域で働いているセミナー仲間に出会うこともでき、励ましあいながら学習を進めていくことができました。

3.勉強方法について
 セミナーを主軸として勉強をしました。毎週セミナーが終了したら、学習した範囲のテキストを一通り読み、特に講師からポイントと言われた部分については内容をしっかり理解するようにしました。さらに、問題集を解き、間違えた問題は解説を見て何度も解き直しをしました。
 CPSM試験は、「あなたがA社の調達担当者だとしたら、○○の場合どのするか」というような問いがとても多く、用語の暗記だけでは対応が困難です。自分の会社での業務と照らし合わせて学習していくことをおすすめします。

4.最後に
 日々の会社での仕事は企業特殊的なものが多く「自分がSCM担当者としてどの程度の知識や経験・レベルに達しているのか」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか(私はそうでした)。CPSMの勉強をすることで、自分の立ち位置を再確認できると思います。また、セミナーを通じて多くの仲間やベテラン講師に会うことで視野が広がり、日々の仕事も様々な視点から見られるようになると思います。是非、CPSM資格取得に向けて一歩踏み出してみてください。

以上