CPSM合格体験記6

わたくしは2011年秋季セミナーに参加し、講師のみなさまにご支援いただき、2012年1月に最後の試験に合格することができました。CPSM資格取得へのセミナー参加、受験の準備をされている方々へ経験を踏まえての私見を記させていただきます。

きっかけ

1.自分の得意分野をつくり、専門としてのキャリア形成
 私は日本の企業に入社して30年以上になります。その多くの時間を調達・需給・物流と言う分野に従事しました。海外での勤務経験もあり、国内にも同様な受験による資格がありますが、あえて米国の公認であるこのCPSM資格取得にトライしました。
2.今までの経験、知見の洗い直し
 私は長い間、この調達分野に従事してきたわけですが、本当に知識・経験が身についているのか、それは客観的に見て役に立つのかなどを考え、この資格を取得することで、私が身につけたことがどこまで通じるのかを確認したかったし、もし未熟あるいは不足であれば、今後の動機付けにしたかったからです。
3.コミュニティの拡大
 同じような調達関連部門に携わっている方々との交流を期待しました。特に分野、業界の違う方々との情報交換は、社内では得られない世の中の環境変化を身をもって体験できると思いました。とくに若い方々との交流は新鮮で活動のエネルギーになっています。

セミナ期間中の学習について

経験から申し上げると、試験合格にはセミナーに参加し、3回の試験内容がどのように組み立てられていて、どのような内容かを理解することが一番の近道だと思います。

 私の学習方法は次のとおりでした。
1.3回に分かれている試験ごとにセミナーが終了したら、受験する
 秋季セミナーは9月から11月でした。EXAM1は9月に受講した後10月はじめに、EXAM2は11月はじめに、EXAM3は12月にスケジュールを決めて受験しました。12月のEXAM3は不合格となり、悔しい思いをして1月に再受験となりました。勉強の仕方は特別な方策はなく、教科書の内容を理解するしかありません。教科書を読んで、内容を整理すると言う方法で望みました。
2.復習のみで習った内容を整理して覚える
 教科書、セミナーの内容は非常に多いです。そのため セミナー受講後にその内容を私はパワーポイントに整理して、覚えました。また教科書だけの文言では理解できないところはグーグル、ウキペデアを使って、内容を整理して覚えました。いままでに経験してきた内容もあり、ある程度はスムーズに理解出来たとこともありますが、米国特有のところは詳細に理解しました。

受験について

まず、スケジュールを決めて受験日の予約をして、それに合わせて勉強しました。受験日が近づくと今までに整理した資料をみて、内容を確認しての準備を行いました。

 もうひとつは事前に入手していた試験問題集を使って2回、実際の試験を実施しました。1回目はぼろぼろでも、2回目となると9割近く正解となり、受験の自信となりました。それと日本語の試験問題集ですが、翻訳が理解できない場合があり、理解できないところは必ず、英文での問題集の回答を理解しておくことです。実際の受験を日本語で受ける場合、日本語問題の内容に違和感があることも多いのでそれに慣れる意味でもお勧めします。

総合して

すでに、この調達関連分野で業務をされていて、この資格をとって、さらなるキャリアップを考えておられる方には 資格そのものも価値あるものですが、この受験勉強によっての内容の理解が現在の業務においても「なぜこの業務をするのか、必要なのか」を見直す場合にも役立ち、有意義だと思います。今後も日本も含めてグローバルに世の中が変化していきます、その中での求められる調達機能とその機能を発揮させる人材としてCPSM資格は重要となると確信しています。ぜひ、挑戦してください。

以上