2021年6月テーマ別研修会

各分野でご活躍中の著名な先生方を毎月お招きしてテーマ別研修会を開催しています(講演者のご都合により毎月開催とならない場合もあります)。CPSM資格者の継続学習時間(CEH)の対象です。

【無料オンラインセミナー(どなたでもお申込みいただけます)】
日時:6月19日(土曜日)11:00-12:30 (2CEH)

講演タイトル:
ECM~SCMを改善するデジタルトランスフォーメーションの勘どころ

講演者:

門脇一彦 博士(経営学)
DXコンサルタント
國學院大学経済学部兼任講師
岡山商科大学経営学部特任教授

【ダイキン工業を堺(サカイ)から世界(セカイ)へ飛躍させた影のエンジニアが登壇します】

「開発・設計段階でコストの80%は決まる」と言われる製品原価。「どこで造るか」「どのように造るか」との課題解決を図り、開発・生産プロセス全体での最適化を進めることで競争力向上を高めることが、これまで以上に必要になってきた。共創を生み出すための改善アプローチを知ることで、競争優位性ある「モノづくり」を実現し、創造革新・イノベーションに繋げるヒントをつかみ取る講演会だ。

講演する門脇先生は、ダイキン工業株式会社にて研究職として、長く空調開発業務のプロセス改革に従事してこられた。特にITを活用した業務効率化及びナレッジマネジメントを、同社の国内全開発拠点に適用し、現在のグローバル空調のダイキンを裏で支えてきた功労者である。同社に勤務する傍ら、日本の製造業の改革ノウハウを電子システム事業に移転し、退職後も製造業を中心としたITコンサルタント業務を国内外に展開している。

※マイケル・ポーター博士のValue Chainは、上流のエンジニアリング・チェーン・マネジメント(ECM:Engineering Chain Management)と下流のサプライ・チェーン・マネジメント(SCM:Supply Chain Management)に分けられる。そこでECMとは、市場調査から始まって製品図と工程図を発行するまでのモノづくりの上流のプロセスであり、SCMとは、ECMから発行された製品図と工程図を受けて売れ筋調査、調達、製造、販売、アフターサービスの活動を行うモノづくり下流のプロセス。

(講演の目的)

SCMを核とした改革は、長年の取り組みで概ね完了しており、更なる原価低減や顧客満足度向上には、これまでとは異なる改善アプローチが要望されている。その結果、これまで着手が困難であった設計を中心としたECMエンジニアリング・チェーン・マネジメント領域に、改善のメスを入れる必要がある。

  • 開発の早い段階で、低コストな素材や標準部品の採用促す
  • 調達性や生産性を考慮した設計及び部品選定
  • サプライヤー初の新技術や新部品のイノベーション採用による付加価値アップ

実際の業務場面では、中々改善が難しいのが実態であるが、改善推進のキーワードとして、ECM領域側のプロセス改善やIT活用が挙げられる。

  • 開発プロセス自身をコンカレント型にかえる
  • ITによる情報共有やコミュニケーションを活性化させる
  • 業務にITを埋め込むことで、改善したルールの逸脱を防止する

プロセス改善とIT活用を実践された先進企業の国内ケース紹介を通じて、SCM領域のマネジメント層の方々にも、サプライチェーン側から仕掛ける「何か」の発見に役立ててください。

お申込みはPeatixから
先着順80名〆切
ISM会員 30名分を優先配分

無料オンラインセミナーの予定

No演題講演者月日
1ECM~SCMを改善するデジタルトランスフォーメーションの勘どころ門脇一彦 Ph.D.
DXコンサルタント
國學院大学経済学部兼任講師
岡山商科大学経営学部特任教授
6月19日
2基礎研究からプラントの建設・操業まで -研究開発とプロセスエンジニアリングの実際ー加藤恒一 Ph.D.
元 日本鉱業(株)(ジャパンエナジー)
元 三井物産(株)加藤技術士事務所 所長
7月
33PLビジネスとロジスティクス戦略(仮題)矢野裕児 Ph.D.
流通経済大学流通情報学部教授
日本物流学会副会長
8月
4サプライチェーンのリスクとサイバーフィジカルセキュリティ(仮題)石島隆 Ph.D.
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授
公認会計士    
9月
5未定海外講師調整中10月
6産業財市場における売手と買手の協調行動大平 進
千葉商科大学商経学部 専任講師
大平進ゼミナール(企業視点のマーケティング戦略研究)
11月  
7グローバル人材育成  藤村博之 Ph.D.
法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
同大学院 職業能力開発研究所 代表
12月

ご不明な点がある場合は support@ismjapan.org まで